The Emperor’s reign(Price?)

http://www.asahi.com/national/update/0614/014.html
(アドレス違い)http://www.asahi.com/edu/news/TKY200406140151.html
脱力音楽の至宝、我らが朋友山本ヤマの音楽の相棒であり、ホームページの相互間借り関係にあるピアニスト高橋聡さんが言論の泥沼に引きずり込まれ、恐ろしい事になってるのですヨ。
一時高橋氏のBBSが壮絶な状況になってしまい、共存関係にあった山本ヤマ掲示板でも封印されてきた話題でしたが、ついにヤマちゃんも沈黙を破る決意をしたようで、それに応じて友人ミュージシャンが上記リンクを問題提起のために自分のページで紹介しつつある、という現状です。
発端である高橋氏の問題提起の手段には、揚げ足をとられる危うさが感じられますが(アンフェアといわれても仕方が無いかもしれません。とはいえ権力施行側のいままでのアンフェアたるや、ネエ)それで生じた結果の…周囲の反応の醜さたるや。
「思想の封じ込め」というにはあんまりにセコい。ショボい。
そしてそうしたモノがなにより恐ろしく効果的なのです。
逃げる事も、闘う事も出来ない。
しかしネチネチした心理戦(というのもおこがましい。心理戦と言う単語に失礼だ)得意ですヨね。
村八分等、伝統の戦術。
理論武装しているならまだ戦えるけど、身近な攻撃をしかけてくる人々には理論がないのです。対抗する戦術の練り様が無い。
そしてそして「言葉」の上でですが(そして言っている本人は案外本気で心配しているのかも知れないのですが、それが恐ろしい)
なにより子供が人質に捕られているのですヨ。
「言葉」と「」をつけたのは、そうした言霊によって生まれた世界は、まぎれもなく「形を持たないが、現実に存在する世界」だからです。
地域社会、学校社会(そしておそらくは会社社会)ではそうした「言論&思考の平行世界」がバンバン生まれます。
その平行世界にはヒエラルキーがあって、負の世界ほど強いのです。
つくり出す側になるのは簡単で、先に言った者勝ちです。
しかも負のエネルギー程強く作用するのです。

そこで暗示的に子供が「人質」にされたら。

…以前からこの日記で何回も書いていますが、なにか「おかしい」と思ったら、感じるところで止まらないで考えなければならないのです。
感覚は非常に有用な武器ですが、諸刃の剣で、操作の上手い人間や組織であれば、簡単に逆転させ、構図を入れ代え、そして感じてる本人は操作されていることに気がつかないのです(それが情報操作の基礎テクニックです)
気がつく為には、自分の感情を理解する手順を踏まなければなりません。
無知による不安はすぐにそうした操作に利用されますし(されてきましたし)「与えられた安定」は「自然な不安」を追放してしまいます。
そして問題は無知であることよりも、無知であることを理由に思考そのものを放棄してしまうことです。
思考して、でもデータ不足でなにも結果を生み出せなくても良いのです。
思考するというプロセスそのものが、我々の尊厳を踏みにじり、自分の、自分達の都合の良いように利用しようとする何者かに対する対抗手段になるのですヨ。

「尊厳」の敵は、操作しようとする権力と、思考を放棄した人々だと思います。