SFマガジン

次回発売、2005年1月号。
まってて良かった谷甲州特集だヨ!

12月発売予定の単行本『パンドラ』に合わせて、なのだけど書き下ろしもアリ…だったっけ?
しかも登山モノ。SFマガジンに。

そういえば生物テーマSFである『パンドラ』導入部に登場する「アネハヅルのヒマラヤ越え」。
(…相変わらず地味な導入部で最高!)
この「成層圏に達する高度を飛ぶ鶴」をヒマラヤで撮影したことでも知られる登山家、加藤保男さんは、生前、のこのこの出身中学で講演会を行っており、そしてのこのこが講演内容のテープ起こしをしている。
その関係で、加藤保男さんが亡くなられた後に作られた写真集(これが一般に販売されたモノかどうかは不明ですが)がのこのこの実家にある。
加藤保男さんの撮影されたアネハヅルの写真もあるのだ。
感動するヨ。ホント。
美しい。

夏山の乏しい体験しかない私に山を語る資格はまだないのだけれど、冬山はやはり限られた人の挑むべき場所である気がしている。
ましてやヒマラヤに対しては恐怖に近い畏敬の念がある。

そこに行ったことのある人の文章は、やはり畏敬の念で読んでしまうのだ。
というわけで、ヒマラヤのピークを踏んだSF作家谷甲州
SFマガジン谷甲州特集は必読ですヨ。
『パンドラ』も必読ですヨ。
そして当然、加藤保男さんの本(何冊か出ております)も必読ですヨ。
加藤文太郎の『単独行』を「自分が単独行を行うまで読むべきではないと思っていた」谷甲州の姿勢に共感しつつ、私は軟弱なので(爆)とにかく読みたい。まだ読んでない。というわけで、私だけでなく全人類必読なのだ。