中距離走

中距離はシンドイ、と思う。

いや、桜木町ドルフィー』での板橋文夫バンドなんですが。

このユニット、演奏は長く、しかも「力」を必要とします。

それだけにバランス感覚が必要です。

醒めないように、そして盲目的にならないように。

短距離の全力疾走とも長距離のペース配分とも違う、独特のバランスを必要とします。

今回はどうだったかと言えば・・・楽しかったです。

昨年、林栄一さんが退院された後、一緒に演奏した時に
「ああ、今、演奏するのが嬉しくて仕方ないンだなあ」
と感じたのですが、それは「音楽人生の危機」を乗り越えて、一瞬一瞬を大事に・・・というより楽しみ尽くしているためだと思いました。

今の自分はその時の林さんの状況にくらべて、それほど厳しかったわけではありません、が、やはり同じように、音楽が楽しくてしかたありません。

以前が楽しく無かったわけではないのですが、「今」がよりいっそう楽しいというだけです。

それは演奏の内容にも反映されて無いわけがないので、きっと良い演奏をしている・・・と自負しております。

だからといって、入院はもうゴメンですが。