本日の読了

妹の家から帰って来た本、山田正紀弥勒戦争』あっというまに再読了。
これも今、読んで、再確認しておかなければならないことがたくさん。

少し関係あるけどあんまり関係ない話。

浪人していた時に、通っていた予備校の政治経済講師が、
「現在、社会主義経済も資本主義経済も、それぞれが、それぞれのシステムの利点を吸収しようとしているのダ!」
と言っていたけど(その時点では、ソ連が無くなることまではその先生も考えていなかったが)『弥勒戦争』再読していて何故か急に思い出した。
そういや、現状そうなってるヨね。
ユーロの通貨統合は資本主義システムに導入した社会主義システムだし、資本主義システムに門戸を解放しつつある中国は言わずもがなだし。
十数年前の予言が。当時目端の効く人はみんなそれくらい予想していたのだろうか。
そして経済大国で取り残されてるのは亜米利加と日本だもんネ。
(旧東側を除く)

俺個人は、資本主義も社会主義もどちらが絶対とも思わないのだけど。
それは二元論だもんネ。ああ、そういえば「どっちを採るのか?」という二元論で経済システムを判断→選択していて今現在もしているのが亜米利加と日本か。

しっかしにゃー経済システムと政治形態と思想をごっちゃにして理解している日本では難しいか。
私自身は「積極的ノンポリ」なので思想に関してははっきり「ノンポリ」なのです。
(「ノンポリ」って死語?政治的ポリシー無しで、右にも左にも与しません、ということです。そして「積極的ノンポリ」は徹底して半端な立場を貫きます。めざせ徹底的中途半端)
しかしノンポリな人でも、単純に経済システムである社会主義と資本主義を、国家独裁(政治形態)と民主主義(思想)の対立概念とゴッチャにしてる人、多いよネ。
(それ以前に、前提がそもそも思想と政治形態がゴッチャ)

…某球界のミスターがその昔「社会主義になったらプロ野球が無くなりますからねえ(阻止しないと)」というちょっとピンボケ発言をしていた事を思い出したりもしました。

さて、もしそうやって世界に取り残されたら、あなたならどうやって巻き返そうとするか。
ギャンブルで負けが込んで来たら?

手っ取り早い方法は。