ソロのための文章

super_mariso2006-06-04

歴史と伝統まみれの名店、荻窪の『グッドマン』が移転します。

そう、そして・・・92年に『グッドマン』で始めたマンスリー・バリトンサックス・ソロが私の出発点であり・・・様々なコトを学ばせていただきました。

元々は、当時『林管楽交』というアンサンブルで一緒だった吉野繁さん、中尾勘二さんのDUOにおじゃましたりして『グッドマン』に出入りしていたのが縁で・・・そしてやはり『林管楽交』で一緒だった寒川光一郎さんの誘いで加藤総夫さんのα-Helixというユニットに一回参加した時に寒川さんに「吉田君もここ(『グッドマン』)でソロやったら?」と言われたのが直接のきっかけでした。

今思えば真面目すぎるくらい毎回真面目に取り組んでました。
あれだけ人前で試行錯誤させてもらえたのが夢の様です。

真面目すぎるくらい取り組んだ結果・・・ユーモアであったり、脱力であったりが「真面目な求道」に勝る瞬間がある、というかバランスが必要で・・・でもバランスよりも盲目的な「衝動」を優先させるべき時もあり・・・といった感じで毎回が発見と反省の連続でした。

帰り道、録音したカセットテープを電車の中で聴きながら「うーむ」と一人でうなりつつ分析と反省をしていた(恐い・・・)日々が懐かしいです。

『グッドマン』は無くなりませんが、歴史と伝統まみれの空間が荻窪から消える前に、あのステージでソロをやりたくなりました。
そして思い出したように・・・92年、ソロを開始した頃のソロ音源を発掘。CD-Rを発売しています。
500円!もう配っているような感覚です。

(ライブ会場で入手可能です。もし通販希望の方はメールをください)

いわば発売記念ライブをやるためのCD-R。その発売記念ライブ。

無限ループ、あるいは手段と目的の混同とでも言うべき・・・なんなんでしょうね。コレ。

とにかく久方ぶりのソロです。

よろしくおねがいいたします。