夜中から昼間

昨日、六本木「SDLX」に松本健一ts&かわいしのぶbass&つの犬dsの「パワートリオ」という、二廻りして面白がるネーミングのトリオ+セオニオス@ボイスパフォーマンスetc(素晴らしい)による、エンタな楽しい即興をハーブティー飲みながら楽しんで
(健&犬によるDUOは以前から観ても聴いても一緒にやってもいるんだけど、そこにかわい氏が加わると、ユニットそのものの印象が演奏中に、面白いようにコロコロ変わるのが面白かったにゃー。人間の関係性を考える上で、トリオって面白いもんだとあらためて思いました)
その帰り、終電でスラッキーギターの名手、松本ノボル氏に遭遇。
なぜか近所なので一緒に帰って、お腹が空いたので何か食べようかというので夜中に飲食店に入りビールをごくごくと飲みました。

松本さん(ややこしい)の話が強力でした。
サン・ラ(SUN RA)とジェットコースターに乗った話。
そしてハワイアンでスラッキーギターな松本さんのギターの師匠はJOJO高柳昌行さんだったという話。
(ジャズを知らなければ話自体よく分からないですヨね。その点、ご容赦下さいませ)
ぎょえー
目が点に。
松本さん、スラッキーを選んだ理由の一つが(もちろん、一番大きいのはハワイアンに対する愛情とエンターテイメントに対する視点と見受けられますが)
「無調」
が好きだから、というあたり、松本氏本人は否定しても高柳氏の影響を受けている様です。
高柳氏のレッスンの話。
とにかくアップストロークと、ダウンストロークで全く同じ音をさせろという物理的にほとんど不可能なレッスンが中心だったそうです。スゲー。恐い。
(むろん、ある程度までならむしろ最低条件なのですが、高柳氏の求める「同じ」のレベルが狂気のレベルだった様です。私が学生の頃に読んだ、スイングジャーナル創刊3号に載っていた高柳氏の「生徒募集」の広告にはただ
「根性のある奴募集」
とだけ書いてあった記憶が…)
他にも松本さんが学生時代、出入りしていたサークルの部室のドアをあけるとそこに、腹筋運動しながらトランペットを吹く男がいて、その人物が近藤等則だった話。
外道とTUBEが我が家の近所の同じスタジオ出身だったという話。
(これはジャズでは無いですネ)
他にもいろいろありましたが、結論。相模原&町田周辺は、やっぱり狭い世界だけど面白いヨ。変な音楽文化があるヨ。
酔っぱらいながら「なぜ、ウクレレを通して知り合ったハワイアンの名手からこんな話を聞いてるんだろ…面白すぎる…」と思いました。

そして今日は、私の出身高校吹奏楽部のOBOG吹奏楽団(長いヨ)の演奏を聴きに行きました。
近所だったので自転車で。
楽しかったです。
地域参加型ファミリーコンサートでしたが、ちっこいお子さんが喜んでるのを観て嬉しくなりました。
いいなあ。

というわけで今日はのんびりした相模原の気分。
相模原、いいよ。